新築や注文住宅は今の家賃で建つのか?年収と家賃で「超実戦」計算して見ました。

こんにちは。最近少しベルトがきつくなってきた伊藤です。

毎月の家賃を払っているなら、家を建てた方が良いのでは?
新築で家を購入しようと考えていられる方は、そんな事1度は考えたことはあるかもしれません。
自分が今払っている家賃で本当に大丈夫なんだろうか・・
きっとなんだかんだですっごい高い金額になってしまうのでは??
家を建てた知り合いには話は聞いた事があるけれど、なんだか自分の事としてはイメージしにくい。
確かに家をよく買う人なんていませんよね・・テレビで出てくる大富豪さんとかなら別でしょうけど。。

【目次】
01 他の人は何歳で家を建てたのか
02 家を建てる時の世帯年収はみんなどのくらい?
03 もう少し詳しく年齢別の年収もついでに知りたい
04 家を買う時の自己資金(貯金)ってどのくらいあればいいの?
05 今の家賃で新築住宅が買えるのか?
06 まとめ

01  他の人は何歳で家を建てたのか

より具体的に。今、自分の払っている家賃で家が買えるのか、あといくら足せば
自分だけのマイホームが手に入るのかを”超”実戦形式で算出してみました。
まずはよく聞く35年ローンなどに対する心構えに必要かと思いますので
何歳で家を建てたのかもまとめて見ました。

やはり30代。結婚して家族が増えるこれからを考えた時に、やはり新築マイホーム!
となる選択肢は必ず出てくるもの。(特に奥様からのご希望が多いようで。。)

あとはお仕事も手に付いてきたし、確かにいるよね・・と
そして「じゃあ日曜日に住宅見学会行こうよ」の奥様の言葉に「えっ!あーいいよ(そんな急に?)」
の旦那様。どちら様もその辺からがスタートが多いようです。

02 家を建てる時の世帯年収はみんなどのくらい?

日曜日に少し”腰が引けている”旦那様とそれはそれは充実したモデルルームを見学した夜
気になってくるのは奥様の「子供部屋はあの部屋だね」の声とともに旦那様は我が家の年収。
そこで、少し気になる新築注文住宅購入時の世帯年収もまとめて見ました。

どうでしたでしょうか。ちなみに全国平均なので、新潟県の男性平均年収も合わせて。

平均年収:414.4万円
年収中央値:362万円
月収:25.9万円

実際のところは年収中央値で見るのが一番リアルかと思います。

03 もう少し詳しく年齢別の年収もついでに知りたい

奥様も共働きであれば奥様の年収も合わせたものが世帯年収になり、よく聞く2馬力となります。
と、なると気になるのが旦那様と奥様のそれぞれに合わせた年齢別の年収も。
他の人のお給料は気になるところですが中々聞きにくいもの。職業によってもかなり大きな差が
あるかもしれませんが、おおよそのイメージができるのではないでしょうか。

(全国平均年収)

本記事での平均年収は 国税庁発表の「平成29年分民間給料実態統計調査」に基づいています。
男性平均年収中央値は筆者が独自に計算したものです。

さらに詳しく、年代別の新潟県の年収も。

新潟県の20代の平均年収をそれぞれ年齢と、男女に分けて算出してみました。
(★平均中央値はこれらの数値より少し下がります。)

20代の平均年収:301.4万円

【年齢】
20~24歳:269.5万円
25~29歳:333.4万円

【男女別】
20代男性の平均年収:320.8万円
20~24歳:287.7万円
25~29歳:353.9万円

20代女性の平均年収:271.3万円
20~24歳:248.7万円
25~29歳:294.0万円

新潟県の30代の平均年収をそれぞれ年齢と、男女に分けて算出してみました。

30代の平均年収:393.9万円

【年齢】
30~34歳:376.9万円
35~39歳:411.0万円

【男女別】
30代男性の平均年収:431.0円
30~34歳:411.1万円
35~39歳:450.9万円

30代女性の平均年収:313.7万円
30~34歳:304.8万円
35~39歳:322.6万円

新潟県の40代の平均年収をそれぞれ年齢と、男女に分けて算出してみました。

40代の平均年収:443.7万円

【年齢】
40~44歳:437.5万円
45~49歳:450.0万円

【男女別】
40代男性の平均年収:495.6万円
40~44歳:485.9万円
45~49歳:505.4万円

40代女性の平均年収:342.7万円
40~44歳:339.1万円
45~49歳:346.4万円

新潟県の50代の平均年収をそれぞれ年齢と、男女に分けて算出してみました。

50代の平均年収:473.3万円

【年齢】
50~54歳:475.7万円
55~59歳:471.3万円

【男女別】
男性と女性だと
50代男性の平均年収:529.8万円
50~54歳:528.6万円
55~59歳:531.1万円

50代女性の平均年収:355.5万円
50~54歳:368.7万円
55~59歳:342.3万円

★平均中央値はこれらの数値より少し下がります。

うーん。現実・・と思った方もおられるかもしれませんが逆に言えば新築注文住宅を買われる方はこの道を皆様が通っているとも言えます 笑

04 家を買う時の自己資金(貯金)ってどのくらいあればいいの?

そして、新築注文住宅を建てる際には他の人の資金もきになるところ。
みなさんが気になっている(であろう)新築購入時の資金についても調べて見ました。

注文住宅の平均自己資金(土地は除く)は907万円/借入金2,166万円/合計3,073万円新築住宅購入時予算の約30%が自己資金となっております。
(もちろん新潟県、さらに中央値になるともう少し低い数値となります)

すごく皆さん貯蓄されている感じがします。
今までのお金の使い方にもよりますが、体感では新潟県はもう少し数値が低いように思われます。
たまには美味しいものも食べたいし、遊びにも行きたい。趣味にだってお金をかけたい!
分かります・・分かりますよおおお。とは言え、気が付けば新築住宅購入も考えなくてはいけない年齢や家族構成に。
大丈夫ですよ。当社もお金のスペシャリストがおりますのでなんでも相談してください。
それははまた別の機会で。

05 今の家賃で新築住宅が買えるのか?

お待たせいたしました。ようやくここから本題の、今の家賃で新築注文住宅が買えるのか? を見て見たいと思います。
よく耳にするのが年収は財布価格の200倍、家は年収の5倍。
なんてのを巷では言ったりするそうですが、全く根拠はありませんね。殆どのケースがローン借入ですし。

家はランニングコストがかかりますし頭金、家族構成、経費、利息なんてものを全く入れてません。
現実的にはローン返済は収入の25%以下に抑えるのが安全とされているのでそれを踏まえて考えて見ます。

■年収300万円の場合  借入額:2,000万円
■年収400万円の場合  借入額:2,700万円
■年収500万円の場合  借入額:3,400万円
■年収600万円の場合  借入額:4,000万円
■年収700万円の場合  借入額:4,700万円
■年収800万円の場合  借入額:5,400万円

が、現実的に考えた安全なローンの組み方の例となります。

上記年収と現在の家賃を例にどれくらいの返済額になるのかイメージしましょう。
(すべて先ほどと同じ、金利1.5%、35年返済、元利金等、ボーナス払いなしで計算)

■家賃6万円の場合    借入額 1,900万円
■家賃7万円の場合    借入額 2,200万円
■家賃8万円の場合    借入額 2,600万円
■家賃9万円の場合    借入額 2,900万円
■家賃10万円の場合   借入額 3,200万円
■家賃11万円の場合   借入額 3,500万円
■家賃12万円の場合   借入額 3,900万円
■家賃13万円の場合   借入額 4,200万円

実際に視覚化してみると、分かりやすいかと思います。
新潟県内であればおおよそ上記の中に当てはまる場合が多いようですが同じ35年ローンになるらなばなるべく早く返済したい!と考えるのも人の常。と言いたいところですがタイミングは人それぞれ。
テレビでは80歳を超えてプログラマーになって有名になる人がいたりもしますから。
何かを始めることに遅いなんてことはありませんし、早すぎる事もありません。
”考えた時” ”この記事を見た時” が ”その時” なのは確かなようです。

06 まとめ

いかがでしょうか。より”超実戦”的な新築注文住宅購入までの道が見えてきたのではないでしょうか。
今回はあくまで”今”の家賃ベースで考えたらということですが、将来たくさん昇給あるから大丈夫!
など(だったらいいな)に入れると家族が増えた時に「思ったよりお金がかかる」となってしまって生活が苦しくなるリスクは避けた方がよろしいかと。あくまで冷静で。
モデルハウス見学でテンションだだ上がりになるのは間違いありません。が、しっかりとした担当であれば現実的にお客様のライフスタイルや将来のビジョンを踏まえた相談ができるものです。
そんなお客様の将来を一緒に考える会社でありたい。そう夢夢忘れることなくお付合いさせて頂きたいと思います。